2017年2月18日 (土)
彦根市稲枝にある歯医者のたかとり歯科医院です。
今回は、意外と知られていない「虫歯」と「甘いもの」の関係についてです。「甘いものを食べると虫歯になる」という考え方は、昔の歯医者、学校、親などから、誰しも教えられてきたことではないでしょうか?
しかし、実はこれは、100%の真実とは言えないのです。
「甘いものを食べると虫歯になる」。これ自体は決して間違いではありません。
ですが、これをもっと正確な表現に言い換えるならば、「甘いものを食べると虫歯に“なりやすい”」です。つまり、100%ではないということです。
そして、チョコレートやガムなど、甘いものを一切食べない人であっても虫歯になる可能性はあります。
その理由は、虫歯のメカニズムを知ることで理解できます。
虫歯の原因は、プラークや虫歯菌が作り出す酸が歯の表面(エナメル質)を溶かすことです。このプラークや虫歯菌は、甘いもの、つまり“糖分”が大好物。甘いものが歯や歯の隙間に溜まれば溜まるほど、どんどん酸が放出されていきます。
甘い食べ物(糖)=虫歯の原因、という固定された考え方が定着していったのは、こうした理由からでしょう。
しかし、皆さんご存知の通り、糖分は甘いものだけに含まれているのではありません。その他の飲食物にも含まれているものなので、“甘いものを食べない人でも虫歯になる可能性は大いにある”ということです。
正しい歯磨きとケアを毎日していれば、甘いものが好きな人でも、虫歯になることは基本的にはありません。ベストは、歯医者の指導の下、適切な歯磨き・ケアの方法を行うことです。
以上、彦根市稲枝にある歯医者、たかとり歯科から「甘いものと虫歯の関係性」についてご紹介しました。
カテゴリー: 虫歯